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国家試験に備えて〜記憶と色彩をフル活用!〜

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国家試験対策!効率的ね勉強法

効率的に勉強するための豆知識をご紹介

2019年6月に国会で成立し、2022年5月1日に施行される愛玩動物看護師法。そして誕生する国家資格「愛玩動物看護師」。
動物看護師を取り巻く環境は、ここ数年で大きく変化し、さらに発展の流れが加速していくと予想されます。そんな変化の中、不安を抱えている方も多くいらっしゃることと思います。さらには、フルタイムで働きながら、国家資格にチャレンジするのは容易ではないからです。効率よく学習を進め、1年後に迫った試験に備える必要があります。それは動物看護師自身だけでなく、雇用する動物病院や会社にとっても同じことが言えます。

勉強方法は、テキストを購入し、過去問や予想問題を行うことなどが思い浮かぶかもしれませんが、学校を卒業して年数が経過すると、必然と忘れてしまった分野に気づくこともあるかもしれません。まずは、その記憶を呼び起こすために、教科書を音読、黙読したり、理解を深めるために筆記したりするなど、その方法や対策は人によって様々です。
限られた時間で、より多くの知識をつけるために、今回注目したいのは、人の記憶と色彩の関係です。記憶と色彩の関係は、脳科学や心理学の分野でも研究が進んでおり、私たちの生活の中にも多く反映されています。その中でも、学習にまつわる豆知識を1つご紹介させていただきます。

勉強には寒色がおすすめ!

2007年にアメリカのロチェスター大学の心理学者A.Elliotらが行った研究によると、IQテストの表紙を白色、赤色、緑色に変えて試験を行ったところ、赤い表紙でテストをした生徒だけが平均20%も成績が下がったそうです。なぜ赤色が、勉強の効果を下げるかについては諸説ありますが、「赤色」は交感神経を刺激することで、興奮を促し、血圧や脈拍数をあげてしまうため、集中が続かないという説や、充足感・満足感を感じ、勉強意欲が奪われるなども考えられるようです。一方で、寒色系は暖色系よりも副交感神経が刺激され温度を低く認識し、血圧や体温低下するため、気持ちを落ち着かせたり集中させたりする色として活用ができ「青ペン暗記法」などが受験生におすすめのようです!
皆さんも自分に合った勉強法や暗記法を見つけて、受験生全員合格目指して頑張りましょう!

執筆者の紹介

黒瀬 安寿加

所属:パル動物病院(福岡県)
オーストラリア動物看護師国家資格/倉敷芸術科学大学動物生命科学科卒